島だより

~2027年 宮古島のあなたへ

保良弾薬庫訓練場:訓練見学会(騒音確認)について

7/9 見学会(陸上自営地宮古島駐屯地 ミサイル部隊)

事前説明会で「屋外訓練は体力づくりや車両展開」「およそ全国的に見ても弾薬庫訓練場で大きな騒音というようなことはない、そのことはお約束できる」と説明をしてきましたが、訓練場が開設されると空砲訓練として、射撃音や迫撃砲の発砲音が響く訓練がおこなわれました。

宮古島駐屯地は、敷地内では112デシベル、敷地外の集落では50デシベルとして「騒音と認識していない」と説明しましたが、騒音計を持ちだして「騒音か否か」を言い合うこと自体が、当初の説明からかけ離れていることです。

普段は本当に静かな地域で、3キロ先の他の集落にも発砲音が聞こえたといいます。
近くに団地や宿泊施設があり、日常生活で射撃音が響いてくること自体が地域住民として望んでいないことです。

配備計画が持ち上がった時、戦争を体験した世代の方が「二度と戦争を繰り返してほしくない」とうったえられました。
そんな方の生活の中に、射撃音が響いていくことが残念でなりません。

7月9日 保良訓練場説明会

――説明会では「屋内の射撃訓練場なので周辺への音も振動も発生ありません」と説明を受けています。

職務室:建設前のことですね。防衛局ですか、防衛省も・・

――説明会の時の録画もあります。
屋内の場合は音はそれほど酷くないことは理解しました。ただ野外での(発砲)訓練は無いと言っていたのに何故今まで野外訓練をやっているのか?
風向きによっては聞こえる聞こえない等場所により違いがあり、今は団地の方向が聞こえます。
これはデシベルの問題ではなく「射撃音」です。テロなどを想定して訓練するわけで、それを普通の民家の近くでやれば否が応でも音が聞こえます。
銃声は非常に恐怖を感じます。今回どのような訓練かも見て驚く人がいたと思います。住民への配慮は無いのでしょうか。

職務室:必要な練度を保つためには訓練を実施しないとならないので、明日の午前中も市議会議員向けの同じ説明会をやるので音などをご確認いただいてもう一度ご意見をいただきたいとお願いしたいのですが。

――そのあとでもう一度話し合いを持つということでよろしいですか。

職務室:私の方に連絡していただければ、また全体的な意見があれば提出していただければ・・

――もう要望書は提出してあります。

職務室:駐屯地には頂いておりますが、まだ防衛局には提出いただいていないと伺っております。提出確認して各局とも話し合いをしてご回答したいと、提出されたらご連絡いただければと、駐屯地としての回答は準備してありますのでご了承ください。

訓練担当:音の出る訓練はやらないと説明があったということですが、その時は大きな音のする訓練は無いと言ったので、音のする訓練は事前に何の音がしますとか何時ごろとか連絡をしています。どのくらいの音がするのかはわからないと思いますので、今日このような場を設け説明させていただきました。住んでいる方への配慮ということでは、練度を維持するにはこの様な訓練は必要なので、まずは、これくらいの音がすると認識していただいて確定していこうと、まったく無視して行うというわけではなく、またご意見があればご意見をいただきながらやって行きたいと思っています。

――当初の説明では車両訓練等、全国の訓練場でやっているようなもので音の出る訓練は無いという言葉を使っていました。それが作られて早々に野外射撃訓練があり、沖縄防衛局へやめて欲しいと、4月に保良の総会でも、5月にも、今回三回目のやり取りをしています、何回やりとりすればよいのかということを踏まえて欲しいです。
それから、福山案の時は鉛を使わないと説明していたのに、なぜ保良では鉛を使うのか、鉛は水質汚濁防止法の規制対象です。

職務室:説明の時に音の出る訓練の時は事前にご連絡をするとしています。自衛隊の訓練はもっと音の出るものもあり、警備訓練はその中でも音の出ないものであり、そのあたりはご理解いただきたいと、説明があったはずですが。

――提出したものをご覧になっていないのですか?そのような説明はありません。住民への配慮をしていただけるのですか、住宅地に隣接して作るべきではない施設をこれだけ接近して作ったのですから、人の暮らしがあることをわかっていて基地を作ったのですから、住民への配慮や制約があるということをわかって頂きたいです。

職務室:これからもいろいろあればご意見を伺っていきたいのでまずは訓練の質の問題も併せてご理解いただけないかと思います。

――音が出る訓練をやらないということを二回も出しており、三回もおなじものを出せといわれています。(訓練の)内容は変わっていません。

職務室:騒音を伴う訓練は無いという防衛局の回答だったと思うので今回、音を聞いていただき騒音に該当しないということを理解していただいて、これに関しましては住民の方々にご迷惑が掛からないように考えておりますのでご理解いただきたく思います。話し合いをしていただかなければならない問題はあるとしても、騒音がある訓練はしていないということを理解していただきたいです。

――千代田から保良への訓練で毎日、大型車両をはじめ多種多様な軍用車両が来ます。当初は海岸線を通ってくるのですが最近では保良の集落を通ってきます。集落内はできるだけ通って欲しくないと思っています。保良教会から集会所までの坂道はスピードが出ます。お年寄りやレンタカーも多いので集落内はスピードを落とすよう看板も設置してあります。大型車両が頻繁に通ると非常に危険を感じています。そこは充分に配慮してほしいと駐屯地にもお願いしています。

職務室:これにつきましては住民の方にご迷惑がかからないように考えておりますのでご理解いただきたいと思います。

――国道ですが集落を通るので大型車両の通行はお年寄りや子どももいるので慎重になって頂きたいと思います。

職務室:物理的に通行できない(細い道は)車両もありますのでそのあたりはご理解いただきたいと思います。

――関連してですがカムフラージュネットのトラックの走行は一般車両から見て特に夕方から夜間などは見えにくく、これはどうにかしてもらえないでしょうか。

職務室:反射板など交通法規に従ってきちんと安全を保って走行しているので理解していただきたいと思います。

――北側の畑にいた時にかなりの音が聞こえるので、火薬を減らしてみることなどできないだろうかと考えていますが・・

職務室:弾薬そのものは調整できないので、連続音などは配慮したいと思います。皆様それぞれおられる場所や感覚でも違います、24時間続くわけではないので今回このようなことをしているのだとイメージしていただき、これくらいなら構わないなどのご意見をいただいてやって行きたいと思います。

――射撃訓練場で使用する弾薬の保管はどのようになっていますか。

自衛隊:(かなり不明瞭)小銃弾については地下に保管していて(不明瞭)
土壌に浸透することもないようになっています。

――射撃訓練場の床はキチンとしているが(不明瞭)側面は(不明瞭)

(質疑応答の10分を過ぎているので終われの声あり)

自衛隊:本日はありがとうございました。
引き続き宮古島駐屯地の活動をご理解ください。