保良訓練場内、三棟目の弾薬庫が予定される場所に重機が入っていたので、沖縄県土木事務所に「建築台帳記載証明」を取りにいったところ、まだ公表できる段階にないと返答があった、との話を聞いて沖縄防衛局はじめ関係各所に問合せをしていたことの続報です。
前回については、下記ご参考ください。
沖縄防衛局からの回答をまとめると次のような内容でした。
- 現在、敷地内で行われているものは「敷地造成に入る準備段階で仮設道路を作る」というもの
- 計画通知書は提出している。
- 確認済証はまだ出ていない。
- 工事の着手という認識ではない。
- 現在の範囲に未取得の土地は含まれていない。
本来は、建築計画が法令などに適合されていることを確認・交付される「確認済証」が出てから「工事の着手」となりますが、今回はまだ確認済証が出てない段階で重機が入っていることになります。
沖縄防衛局の説明では「造成工事の前段階」という回答でした。
「造成工事(工事の前段階の土地の整備)」というには深く掘り進めていて、その範疇にあるのかも疑問でしたが、「造成工事の前段階」という何か新しい認識の言葉が出てきました。
建設業にたずさわった方からの指摘もあって色々調べていましたが、「造成工事の前段階」とのこと。
未取得の土地の問題が片づけば急ぎ工事に取り掛かる準備をギリギリまで進めているように見えます。
工事の着手にあたらないのか?など、引き続き観察を続けていきたいと思います。
7月24日(月)、26日(水)。さらに深く掘り進めています。
7月27日(木)、壁面に着色。この状態でしばらく置かれるのでしょうか。
7月31日(月)、向かって右手側を掘り出しました。
8月1日(火)、台風6号が近づいていましたが、構うことなく進捗を急ぎます。
8月9日(水)、台風のため、工事はしばらくお休みでした。この日に再開。
下記、二枚ともおなじく8月9日(水)、形が整備されきました。
「造成工事の前準備段階」の通路をここにも作るのでしょうか?
8月10日(木)、赤土流出防止対策で置かれている青い土嚢を境に、緑のある側が個人有地です。
未取得の土地の際まで掘り進めているのが分かります。
実現する前提で行政解釈のギリギリを攻める。
福祉など市民生活についてもそのようなスタンスであってほしいものです。